株式会社Tellus(テルース)は、Space Data Tech企業で「ソフトウェアドリブンで誰もが集まる宇宙のプラットフォームに」というミッションのもと、衛星データプラットフォームの開発・運営を行っています。
政府・商業を含む多様な衛星データを取り扱い、API形式で即座に活用できる利便性が評価され、順調に成長を続けています。
Tellusに搭載している政府・商業を含む衛星データは、現在44種類。年間ダウンロード数は 2023年度に53万シーンを突破しております。
それぞれの衛星データの詳細情報は、Tellusのサービスサイト内の「衛星データカタログ」にて確認できます。
しかし、衛星データをダウンロードし、必要な解析ツールなどを用意し解析をかけるには、十分なパソコンのスペックが必要です。
そこでTellusは、さくらインターネットのグループ会社という強みを活かし、クラウド上にデータを保管するストレージ、高性能CPU、解析ツール「QGIS」を搭載したオンライン上の解析環境「Tellus Satellite Data Master with QGIS」の提供もしています。
これにより、「Tellus Satellite Data Master with QGIS」の環境に接続することができれば、パソコンのスペックに依存せずに衛星データの解析が可能になります。
Tellus Satellite Data Master with QGIS 詳細
さらに、さまざまな領域でAI技術の活用が進み、企業の事業開発・研究開発部門やスタートアップにおけるAIモデル開発ニーズは急速に拡大しています。
一方で、衛星データを活用したAIモデルの開発・検証には依然として高い障壁が存在し、開発初期の段階で大量の衛星データの準備・整備、衛星データに最適な基盤モデルの選定、高性能GPU環境の構築に多くの時間とリソースを要することが課題となっています。
そこで、衛星データセット、基盤モデル、高性能GPU環境をワンパッケージで提供し、AIモデルの開発・検証をスムーズに行える環境「Tellus AI Playground」の提供を2025年8月より開始しています。
環境省がJAXAと国立環境研究所とともに開発・運用する温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT」シリーズのデータをTellusに搭載。
API化されたGOSATのデータをデザイン会社バスキュールが、全球の二酸化炭素とメタンガスの濃度分布をよりわかりやすくビジュアライズ化し、COP29の環境省ブースでの展示やNHKの特別番組で取り上げられるなど衛星データのGXに貢献。
様々な不動産情報を利用者に提供する株式会社ウィルが、不動産情報として検索画面に表示させる、写真・間取り図・ストリートビュー・施設MAP・口コミ・ハザード情報などの情報に加え、衛星データから解析された「緑地率」の情報も表示。
過去にウィルが独自に実施したアンケートにおいて、家探しの際「自然環境」を重視する人は約40%に及ぶという結果が出ており、自然環境の豊かさを周辺の緑地率からより納得のいく家探しの指標として利用をしています。
衛星データは、地球の様々な物理量を観測することで多くの分野で利用が進んでいる地理空間情報です。
膨大なデータの解析がAI技術の発展とともに、IoTセンサーなど地上で取得できるデータとともに、衛星データを組み合わせることで新たな発見や、ビジネス利用が拡大していく可能性を秘めています。
Tellusはデータの提供から解析する環境まで提供することが可能です。衛星データを使ってみたいと関心のある方は、ぜひTellusのアカウントを登録の上、衛星データに触れてみてください。
衛星データのことをより詳しく知りたい方は、Tellusのオウンドメディア「宙畑-sorabatake-」に衛星データの基礎から最近のビジネスニュースまで取り上げているので併せてご確認ください。
提供:株式会社Tellus