過去の受賞者の提案概要 (敬称略)

2025年度受賞者

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最優秀賞

みちびき衛星・CLASを活用した位置誘導苗植栽の林業現場での実装、および植栽位置データの蓄積とその後の活用

有限会社大阪林業 中村 隆史

高齢化と担い手不足が進む林業では、熟練者の減少により植栽品質(植栽間隔・列の乱れ)や作業管理(本数・欠株・作業実績の把握)が属人化し、検査・補植の手戻りや施業履歴の未整備が課題となっている。本提案は、準天頂衛星みちびき(QZSS)のCLAS(センチメートル級測位補強)を活用し、苗植栽を「位置誘導」しながら実施できる仕組みを現場実装することで、植栽作業の標準化と省力化、ならびに実績の自動データ化を実現する。作業者はCLAS対応の測位端末(スマホ/タブレット+受信機等)を携行するだけで、事前に設定した植栽設計に基づき「次に植える位置」へ誘導され、植え付け地点が時刻付きで自動記録される。これにより、植栽間隔のばらつき抑制や欠株箇所の把握が容易になり、補植・検査の効率化、施業履歴(どこに・いつ・何本植えたか)のエビデンス化が可能となる。通信環境が不安定になりやすい山間部でも衛星測位補強を活用できる点を生かし、経験の浅い作業者でも一定品質で作業できる“再造林のDX基盤”として展開する。

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2024年度受賞者

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最優秀賞

水田雑草対策ロボット ミズニゴール

株式会社ハタケホットケ 日吉 有為

後継者不足や高齢化により、重労働である水田の除草作業の担い手確保が難しくなる一方、環境負荷低減や無農薬・有機栽培への転換ニーズも高まっている。本提案は、準天頂衛星みちびきのセンチメータ級測位補強サービスCLASを活用したGNSS自動運転型の水田除草ロボット「ミズニゴール」を提供し、除草作業の省力化と農薬依存の低減を同時に実現することを目的とする。導入は、田んぼの外周座標をGNSS計測機で取得(最大20角形まで対応)し、走行データ(Waypoint)を作成・機体に格納することで、利用者はボタン操作で田んぼ番号を選ぶだけで自動走行が可能となる。水田内を走行して水を濁らせ、雑草の光合成を抑制する仕組みにより、手作業や薬剤に頼りがちな除草工程の負担を軽減する。2025年モデルでは自動運転精度の向上に加え、耐久性・耐水性の向上と軽量化、稲に優しい車輪素材・形状への変更により、苗への影響低減も図る。レンタルと販売の選択肢を用意し、小規模農家を含む全国の農家・農業組織・自治体等が導入しやすい形で、持続可能な米づくりへの移行を後押しする。

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2023年度受賞者

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最優秀賞

レポサク - 未来につなぐ農業DX/車両と圃場の管理システム

エゾウィン株式会社 大野 宏

高齢化が進み、経験豊富な労働力の減少と新世代への技術継承の問題が深刻化する農業。本アイデアは位置情報を活用して進捗状況をリアルタイムで判断することで、農作業のさまざまな変化に対応するためのシステムの提供と自動的なデータ化による生産性向上を目的とする。農業車両に専用のGPS端末を設置するだけで作業軌跡をリアルタイムで表示し、自動的に行動履歴をデジタル化。スマホなどで情報共有ができる。進捗状況を可視化することで、機械の故障や天候の変化などにも迅速に対応でき、作業計画が容易になる。また、生産履歴もデータとして保持されるため誰でも簡単に農業DXに取り組める

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2022年度受賞者

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最優秀賞

宇宙ビッグデータを活用した土地評価エンジン「天地人コンパス」

株式会社天地人 桜庭 康人

天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとするさまざまなデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行うWebGISサービス。ユーザーはデータ収集を行うことなく、すぐに分析できる環境が整っている。
水道インフラメンテナンス、農業生産から都市開発まで、さまざまな目的に合わせてカスタマイズすることが可能になっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができる。
また例えば、地表面温度の変化を可視化して「農作物の高温障害リスクや病害虫リスクを調べる」「夏の熱中症リスクを知る」といった分析が可能。

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