過去の受賞者のその後の活躍状況 (敬称略)

2022年度、2023年度と開催されたイチBizアワードにおいて受賞された方々が、受賞後どんな変化があったのか、またどんな目標に向けて活動されていくのかを、これから応募される皆さんへのメッセージとともに紹介します!

2023年度受賞者

提案画像

最優秀賞/協賛企業特別賞

レポサク - 未来につなぐ農業DX/車両と圃場の管理システム

エゾウィン株式会社 大野 宏

高齢化が進み、経験豊富な労働力の減少と新世代への技術継承の問題が深刻化する農業。本アイデアは位置情報を活用して進捗状況をリアルタイムで判断することで、農作業のさまざまな変化に対応するためのシステムの提供と自動的なデータ化による生産性向上を目的とする。農業車両に専用のGPS端末を設置するだけで作業軌跡をリアルタイムで表示し、自動的に行動履歴をデジタル化。スマホなどで情報共有ができる。進捗状況を可視化することで、機械の故障や天候の変化などにも迅速に対応でき、作業計画が容易になる。また、生産履歴もデータとして保持されるため誰でも簡単に農業DXに取り組める

詳しく見る >

提案画像

脱炭素部門賞

Carbontribe Labs

Carbontribe Labs 矢野 圭一郎、加藤 有希、三宅 沙知子

パリ協定により2050年までに多くの企業がカーボンニュートラルを求められる中、カーボンクレジットが注目されるが、既存の手法だとハイコストで一部の大手企業しか市場に参入できない。「Carbontribe Labs」は、コンピュータビジョンと衛星画像(Google Earth Engineを使用)を使うことでハイコストな現地調査を不要とし、地理的制約なくどこでもクレジット吸収量を測定、予測できるアイデア。クレジット生成と流通のコストを大幅に下げ、中小企業や個人が参加できる市場を創ることでマーケットを拡大させ、利益が生み出されるうえに地球環境にも同時に大きく貢献できる。

詳しく見る >

提案画像

技術基盤部門賞

屋内外3次元測位可能な地上波測位システムで衛星測位システムを補完し、地理空間情報の利用基盤安定化及び豊かな利用シーン創出に貢献

MetCom株式会社 荒木 勤

地理空間情報の技術的基盤は、①位置を把握するための衛星測位技術と、②さまざまな地理空間情報を活用するための地理情報システム(GIS)の二本柱と言われている。本アイデアは、位置を知る手段としての①に、衛星測位以外の測位システムを加えることで地理空間情報の可用性を向上し、かつ実現サービスの幅を広げるもの。まち全体を対象に、屋内外シームレスな3次元測位を可能とする地上波方式の測位システムは、衛星測位システムの構造的な3大課題である、①屋内・地下、②高さ、③セキュリティについての課題を解決し、「位置を知る手段」をより強固なものとすることができる。

詳しく見る >

2022年度受賞者

提案画像

最優秀賞・企業特別賞・優秀賞

宇宙ビッグデータを活用した土地評価エンジン「天地人コンパス」

株式会社天地人 桜庭 康人

天地人コンパスは、地球観測衛星のビッグデータをはじめとするさまざまなデータをもとに、解析、可視化、データ提供を総合的に行うWebGISサービス。ユーザーはデータ収集を行うことなく、すぐに分析できる環境が整っている。
水道インフラメンテナンス、農業生産から都市開発まで、さまざまな目的に合わせてカスタマイズすることが可能になっており、ビジネスにおいて最適な土地を宇宙から見つけることができる。
また例えば、地表面温度の変化を可視化して「農作物の高温障害リスクや病害虫リスクを調べる」「夏の熱中症リスクを知る」といった分析が可能。

詳しく見る >

提案画像

優秀賞

ニアベジー

山後 喬

家庭菜園を新たな農地とみなし、消費者を生産者としても巻き込み、農業をライフサイクルに組み込むことで、食と農の諸問題を解決
■「無人AI直売所&集荷場」と「家庭菜園(スタート)支援アプリ」で構成
■「ベランダありますか?」、「虫は絶対ダメ?」、アプリのQ&Aに回答すれば、最適な栽培野菜(と必要資材)を教えてくれ、そのまま注文でき、すぐに始められる
■作った野菜は全て運営側が買い取ってくれる
■自分で作った野菜を、通勤途中のついで等に、駅やマンションエントランスの「無人AI直売所&集荷場」に持参し、物々交換・お裾分け・売買

詳しく見る >

提案画像

独創性・新規性部門賞

文章のなかの地理空間 - 地理空間情報科学(GIS)と自然言語処理(NLP)の融合

地理空間情報と自然言語処理チーム(代表者:大内 啓樹)

AI技術を駆使し、文章中の人物の地理的な「移動」を読み取り、その移動軌跡を実世界の地図上に接地(グラウンディング)するアイデアを提案する。
古来、人間は地球上のさまざまな場所を訪れて、その記憶を言葉で書き留めてきた。現在インターネット上には、数百万記事を超える旅行記・紀行文の蓄積がある。これらの資源をコンピュータで扱いやすいように構造化し、データベースとして運用できる形にすれば、多様なアプリケーションへの道が拓ける。
本アイデアの形として、「移動軌跡解析システムの開発」と「『位置-言語』統合解析基盤の構築」を目指す。

詳しく見る >

提案画像

企業特別賞

トークンエコノミーを基盤にした子育て特化のマップ型プラットフォーム

株式会社iiba 逢澤 奈菜

iibaは「世界中どこにいても子育てしやすく、子育て世帯が豊かになる世界の実現」をミッションとして掲げている。
まず、「子育てがしやすい」ベース環境づくりとして、iibaが着目したのがMAPをベースとした「子連れにいい場所」情報の整理。
評価経済×トークンエコノミーを基盤とし、行動記録でポイントがもらえる地図アプリであるiibaを用いて、ポイントエコノミーを子育てと結びつけ、これまで目に見えなかった子育ての経験やノウハウに現実的な価値をつけていく。
また企業は、子育てユーザーの動向や思考などのデータを得られる。

詳しく見る >

提案画像

企業特別賞

その場所でしか開けないデジタルタイムカプセル『KIOKU』

土戸 翔太 細谷 朋生 重本 玲奈

その場所でしか開けないデジタルタイムカプセル『KIOKU』。 スマホで簡単に、そして大量に写真を撮れるようになった現代では、ゆっくり昔の写真を見返す時間が減少してしまっている。その解決のために考案したのが、デジタルタイムカプセル「KIOKU」である。 「KIOKU」は、日記×位置情報×ARのアプリになる。従来の日記アプリと違い、日記を見返すには、その場所にもう一度行く必要がある。思い出の場所で日記が開放される際にはARを活用することで、ユーザーのワクワク感を高められる仕組みとなっている。

詳しく見る >

提案画像

企業特別賞

未来のカーナビ ~空飛ぶクルマの実用化に向けて~

芝浦工業大学附属中学高等学校 大槻 明日加 福山 優葉 政田 和奏

「空飛ぶクルマ」の実用化が、近い未来に現実になろうとしているなか、地理空間情報を使った「空飛ぶクルマに搭載する未来のカーナビ」を提案。未来のカーナビには、2つの機能が搭載。1つ目は「空間高度」。地理空間情報を使用し、高低差を利用した目的地までの最短ルートを導き出すことのできるシステムである。2つ目は、「存在しない道の可視化」。建物などの大きさ(縦横高さなど)を具体的に知ることができる地理空間情報と、拡張現実を組み合わせて、目的地までのびる道に沿って進めば目的地まで付くことができるシステムを提案。

詳しく見る >